CSのTips一覧

BedrockではAgents ClassicとAgentCoreの提供範囲を分けて選ぶ

新規のエージェント設計では、Bedrockのモデル呼び出し、Agents Classic、AgentCoreを分ける。既存のClassic向け手順を、新しい顧客がそのまま使えるとは限らない。

用語

Agents Classic
旧Amazon Bedrock Agents。公式資料で新規顧客の受け入れ終了が案内されているサービス。
AgentCore
エージェントの実行・接続・記憶などを扱うAWSのサービス群。
Harness
モデル・指示・ツールなどを指定して利用する、管理されたエージェントループ。

図と例

設計の流れ(独自の例)

新規構築か既存Classicか確認 → モデルと制御の役割を分ける → AgentCoreの必要な機能を選ぶ → 業務ケースで互換性を確認

仮定の例:新規顧客向けの案件調査エージェントを設計する。古いClassicのチュートリアルを流用する前に、AgentCoreのHarnessまたは独自の制御ロジックとRuntimeで実現する構成を検証する。

実際のサービス・製品では

  • Amazon Bedrock AgentCore

    AWSはAgents Classicの新規顧客受け入れ終了を明記し、AgentCoreを案内している。AgentCoreの公式概要ではHarnessとフレームワーク連携を説明している。

    資料を読む

解説

要件をモデル呼び出し・制御ロジック・運用基盤に分け、各部分を誰が実装するか決める。既存Classicの維持と、新規構築の候補を同じ前提で比較しない。

2026年10月29日の公式資料では、Agents Classicは2026年7月30日から新規顧客の受け入れを終了し、メンテナンスモードになっている。Bedrockのモデル、Knowledge Bases、Guardrailsまで終了したという意味ではない。AgentCoreは実行、ツール接続、記憶などを扱い、LangGraphなどのフレームワークと組み合わせられる。管理されたエージェントループを使うHarnessという選択肢もある。移行ではClassicの設定を移すだけで完了とせず、ツール、状態、権限、応答の互換性を確認する。提供範囲は導入時にも確認する。

トレードオフ

AgentCore Harnessを使う
得るもの:管理されたループから実装を始められる
払うもの:必要な制御やツールが対応範囲に収まるか確認する
フレームワークとAgentCore Runtimeを組み合わせる
得るもの:状態遷移や実行手順をコードで設計しやすい
払うもの:制御ロジックと周辺サービスの連携を実装する

さらに学ぶ

チェック

新規顧客が古いBedrock Agentsの教材で構築しようとしている。適切な判断は?

  1. Bedrockの全機能が終了したと判断する
  2. Classicの提供条件を確認しAgentCoreなどの現行構成を検証する
  3. Classicの設定をAgentCoreへ移せば動作確認は不要と判断する
解答と解説

Classicの提供条件を確認しAgentCoreなどの現行構成を検証する

変更はAgents Classicの提供条件に関するもの。モデルAPIなどの終了と混同せず、現行構成の要件と互換性を確認する。